インドで泣いて笑って怒って

インド就職したアラサーの大冒険

インドの凶悪レイプ事件

 

インドと言えば、女性にとって危ない国だという風によく言われます。

 

その答えはYESでもありNOでもあります。

 

私はデリーに一年半住んでいて、全く怖い目に遭ったことがなく、

周りにも、過去にも、日本人女性が危ない目に遭ったという話は聞いたことはありません。

 

インドでの生活に慣れた頃には、

夜12時を過ぎて一人でタクシーに乗ったり、

たまにですが、夜道を一人で歩いたこともありました。

 

 

 

Netflix に『Delhi Crime』というドラマがあります。

 

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このドラマは2012年に本当にあった、

デリーでの集団レイプ事件について描いています。

 

 

2012年、デリーでバスに乗ったカップルが、

6人の男に襲われ、女性は全員からレイプを受けた後、

鉄の棒を前から、後ろから臓器を突き破る勢いで何度も挿入され、

その後手で腸を取り出さたそうです。

女性は病院に搬送されるも、2週間後に亡くなりました。

とても信じ難い、悲惨で残酷な事件。

 

このあまりに残酷な事件は

インドだけでなく世界的に報道され、

日本人でも知っている方が多いはず。

 

 

この事件はどこかの田舎て起きた事件とばかり思っていましたが、

このドラマを見てみると、

デリーのSelect City Mallにて映画をみたカップルが、

オートリキシャでムニルカまで行き、

ムニルカからドワルカ行きの私営バスに乗ったとのこと。

発見されたのはバサントナガールでした。

 

私がまさに生活をしていた場所で起きていた事件でした。

 

そしてこの事件は氷山の一角でしかないこと。

この事件は大きく報道されましたが、

報道されていない事件、

警察が取り扱ってくれなかった事件、

警察に言っても警察は何もしてくれないと諦められているため、警察に通報していない事件など、

世に出ていない事件が沢山あります。

 

 

デリーには田舎から多くの出稼ぎ労働者が来ています。

無害な人が多いけれど、

学がなく、お金もなく、話が通じない、何をしでかすかわからない人が多いのも事実。

人口13億人の国ですから、例えそれが少数だとしても、かなりの人数になります。

 

ここで改めて教育の大切さを感じるのですが、

インドの公立校の教育レベルの低さは酷いもののようです。

教師ですら字が読めない人がいるとか、、

 

良い教育を受けらない→良い職に就けない→お金がない→犯罪に手を染めるという負の連鎖が続いてしまいますが、

私立校の学費は非常に高い為、

収入が少ない家庭は公立校に入れる以外ありません。

 

 

一方、公立校のはレベルの低さから

子供を私立校に入学させたい中流階級以上の人にとっても私立校の学費は非常に高く、

家計をを圧迫しています。

 

授業料以外に、多大な手数料(固定額でなく、言い値)がかかる上に、

倍率が非常に高い為、入学させてもらうためのブラックマネーを払う必要があるそうです。

(同僚は双子をもつ親のため、本当に金銭面で大変そう、、)

 

 

人気校では、妊娠した時点で入学の手続きを始めないと入学出来ない程の学校もあるとか。

 

そのため、最近では子供は一人か二人という家庭が通常のようです。

 

そこで、公立校の教育水準レベルを上げていく必要があると感じますが、

税金を払っているのは人口の2%と言われているインドで、

公立校の教育レベルを上げることがどうしたら可能なのか、、

問題は山積みです、、