インドで泣いて笑って怒って

インド就職したアラサーの大冒険

PADMAN(続)

 

前の記事で映画PADMANの話をしましたが、

Netflix でPADMANが生んだ農村の女性達の雇用のストーリーがあったので

その話。

 

(↓映画PADMAN について触れた記事)

インドのオーガニックショップ - インドで泣いて笑って怒って

 

 

 

タイトルは

PERIOD-END OF SENTENCE

 

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PADMANは奥さんにナプキンをつけてもらうために

安価なナプキンの開発を行いました。

 

その結果、奥さんに清潔で安いナプキンをつけてもらえるようになっただけでなく、

ナプキンという言葉すら知らなかった農村の女性達に

ナプキンを広め、

農村に住む女性達の雇用を生みました。

 

 

インドの農村の女性は結婚すると家庭に入るため、

一度も働く機会を与えられず、家庭の中で肩身の狭い思いをしている人が多いみたい。

 

働こうにも、十分な教育を受けてきていないため、

結婚するしか道がなく、結婚したら家庭に入るしか道がないんですね。

 

そんな農村の人達の唯一裕福になるための道が”警察”。

 

Periodにでていた女性は

「結婚から身を守るために警察になるの」と言っていました。

 

警察になってお金を稼げるようになれば、

結婚しなくて済む。

村から警察になった人は村で誰もが羨む有名人になるみたいです。

 

 

そんな農村の女性達を救ったのが、ナプキンを作って売るという新たな雇用。

 

インドでは生理の話はタブーで、男性だけでなく女性も口にしたがりません。

男性なんかは生理を病気と思ってる人もいるみたいです。

 

男性が稼いで、女性が家のことをやるという社会で、

女性が高価なナプキンを買うことができないし、

男性が店番をしているお店に買いに行くことを躊躇する女性達。

 

そんな女性達が立ち上がって、自分達でナプキンを生産し、

訪問販売にて女性から女性に売ることで、

ナプキンを広め、女性達がお金を稼ぐ仕組みを作りました。

 

 

若い女性から年老いた女性まで、

“自分でお金を稼ぐ"ということをしたことがない女性達が

目をキラキラさせて働いていました。

 

自分で稼いだお金で弟にスーツを買ってあげた女性

お金を稼ぐようになって家庭での地位が保たれるようになった女性

警察官になるために警察学校に行くためのお金を貯める女性

 

 

働くようになった女性は

お金を稼ぐようになっただけでなく

夢を持ち、自尊心を持ち、社会的家庭的地位を保つことができるようになったんですね。

 

 

やっぱり”働く”という行為は

お金を稼ぐだけでなく、人間にとって必要な多くの幸せを得ることができる

なくてはならないものなのですね。